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福井の探鳥地  001 雄島・安島港  


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見どころ
身近に行ける小さな島だから、春秋の渡り季節を中心に行ってみたいエリアだ。北海道地方で見られる種や希に大陸性の野鳥との出会いが、福井県の記録種になる可能性が楽しめるのも大きな魅力だ。
おすすめポイント
海に囲まれた離島的雰囲気が味わえる。橋を渡ってすぐの右側の草むらにも羽根を休めている小鳥類や階段の両脇の林では目の先にその姿も見つけられる。遊歩道をゆっくり歩きながらヤブニッケイの林でヒヨドリに混じって下藪をチラチラと動くツグミ類やヒタキ類、ムシクイ類をしっかりと見届けたい。林内の樹の洞穴でフクロウが営巣していたこともあり、北側の低木林や草地へ出ると穂先で風に揺れているホオジロ類も見つけられる。上空ではヒヨドリの大群が海原へ出たり入ったりしているし、これらに突っ込むハヤブサも見られることが多い。海岸の岩場ではイソヒヨドリが囀っているし、海原を飛ぶカモメ類や早春にはオオミズナギドリの群れも見られ、希にイルカの群れも。天気の良い時は蜃気楼も現れることがある。ちょっと荒れた天候の時は安島港に避難しているシノリガモやウミアイサなど珍しい種との出会いもある。3月中旬にはツバメ群れが雄島橋で見られ、県内では最初かも?
よく見られる鳥
通年で見られる常連客の他に、渡りの時期に見られる種を中心に!
春季:アカハラ、コマドリ、コルリ、エゾビタキ、ノビタキ、エゾムシクイ、ノゴマ、センニュウ類、オオミズナギドリ、希にコウライウグイス
秋季:ミヤマホオジロ、シロハラホオジロ、アオジ、ジョウビタキ、ツグミ類、ヒタキ類、カモメ類、コミミズク、ウミウ、ヒメウ、シノリガモ
フィールドノート
シノリガモ、ヒメウ、オオミズナギドリ、フクロウ、ミミズク、ノゴマ、シロハラ、ホオジロ、ヤツガシラなどが確齪されている。(海上ではカマイルカの群れ)
道草メモ
近くには奇岩名勝で有名な東尋坊や三国温果、北前船で栄えた三国港の古い町並みがあり敵策するのも良い。