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福井の探鳥地  004 九頭竜川下流域


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見どころ
冬季の河川敷ではヨシ原や刈後田(稲刈り後の田んぼ)に集まる冬鳥が多い。マガン・ヒシクイ・コハクチョウの渡来は、福井県の冬の風物詩となっている。堤防から見流す河川敷では、猛禽類に注目したい。
おすすめポイント
加賀市の鴨池から採餌のために多くのガン類が、日の出時刻のほぼ30〜60分後に飛来する。マガンとヒシクイはこの下流域右岸の刈後田周辺へ300〜500羽の大群で旋回しながら舞い降りるが、かなり分散していることが多いので探してみたい。この中にカリガネが数羽いることもある。頭を突っ込んで採餌しているときは見つけられないが、首を上げた時がそのチャンスで、その識別点をしっかり確認することが重要だ。1990年代には極東でラベリングされたマガンが数羽確認されたが、近年にはほとんど無い。希にサカツラガンが飛来することもある。コハクチョウは湛水した田んぼに集団で舞い降りていることが多い。猛禽類は堤防をゆっくり移動しながら見流してその個体を探したい。また河川敷の農道歩いてヨシ原や低木をゆっくり見流すことが重要だ。 渡り時期には左岸堤防から消波ブロック上にシギチ類も探したい。
よく見られる鳥
冬季:マガン、ヒシクイ、コハクチョウ、ノスリ、チョウゲンボウ、チュウヒ, ハイイロチュウヒ、
   ミサゴ、コチョウゲンボウ、ハイタカ。 ホオアカ、オオジュリン、ツグミ、オオバン、カモ類
通年:ダイサギ、アオサギ、カワウ、カイツブリ、ホオジロ、モズ、ムクドリ
渡り:チュウシャクシギ、タカブシギ、キアシシギ、アオアシシギ、イソシギ ヒメウ、コチドリetc
フィールドノート
近年、堤防にポールが立てられ、車での堤防や河川敷移動に制限があるので要注意。
道草メモ
あわら温泉に「セントピアあわら」(0776-78-4126)があり日帰り入浴ができる。三国町の加戸大堤や福井市の三里浜ハマナス公園の探鳥地も良い。