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福井の探鳥地  006 三里浜ハマナス公園


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見どころ
砂丘地の防風林内に野鳥サンクチュァリとして整備された公園で、観察館から見る池の周囲と林内の遊歩道で出会う野鳥は四季折々に変化し、春秋の渡りの時期には珍鳥に出会える楽しみもある。
おすすめポイント
野山が雪で覆われていてもこの場所だけは雪もほとんど無く、多くの野鳥が集まってくる。冬の晴れ間に遊歩道をゆっくり歩いてみたい。クロマツ林の遊歩道脇でミヤマホオジロが採餌している姿が見られ、周辺からシロハラやルリビタキの地鳴きが聞こえてくる。ヒョドリやカワラヒワの声がうるさいほどだが、エナガやシジュウカラに混じってかすかな声で鳴くキクイタダキをぜひ探してみたい。林内の芝生の広場ではツグミやセグロセキレイも餌探しに忙しい。観察館のテラスから池の周辺を見渡すとアトリやシメが枝に止まっている。ヨシやノイバラの群落にはアオジやオオジュリンが見つけられる。水面ではカイツブリやカルガモがヨシの間に見え、水面すれすれにカワセミが飛んだり、北へ向かうノビタキも一休みしていたりと、ここは野鳥のオアシスだ。
よく見られる鳥
通年:カラ類、ウグイス、カワラヒワ、カワセミ、ヒバリ、コゲラ、ホオジロ
渡リ:ノビタキ、メボソムシクイ、コヨシキリ、キレンジャク、オオルリ
初夏:センダイムシクイ、キビタキ、ヤブサメ、
秋冬:ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、アオジ、ミヤマホオジロ、ルリビタキ
フィールドノート
2007年9月から1年間の調査で11目29科66種が確認された。レンジャク類やヤツガシラなどの稀な種の記録もある。松林なのでイスカも期待できる。海ではアビ、オオハムが確認され、波打際ではシギチドリ類を確認してみよう。
道草メモ
近くに「国民宿舎鷹巣荘」(0776-86-1111)があるので、探鳥の帰りに温泉で疲れを癒すのも良い。冬は越前ガニのフルコースをぜひ堪能してほしい。