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福井の探鳥地  013 深谷林道


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見どころ
小さな沢筋ある入り口付近は下藪が広がっていて、ミソサザイなどの姿は見つけ難い種の囀りが賑やかだ。4月中下旬には夏鳥の到来とともに身近な里山を楽しむには最適で、初夏を十分楽しんでほしい。
おすすめポイント
入口付近の杉林では、初夏のサンコウチョウやアカショウビンの囀りが聞けることが多く、この時期の定番のようだ。これらの種は明るい開けたところへはあまり出て来ないので、「待ち」の態勢でぜひ探してその姿を眼に焼き付けてほしい。また中腹から上部では、雑木林の頂上で鳴くオオルリやクロツグミ、キビタキの姿を探したいし、頭上を飛ぶサンショウクイやイカルなど、希にサシバが飛ぶこともある。春秋にはヒヨドリの群れが次から次へと渡って行くのが見られる。ちょっと上流側の林道では、鎖がかかっているので歩いて入ろう。沢沿いなので4月中〜下旬にはコマドリが軽やかに囀っているのを探したい。コケ生した切り株や倒木の枝等に注目したい。早春にはクロジの姿に出会えるかも?希にミゾゴイの声が聞かれることもあり、4月上旬には夜間にその独特の鳴き声も確認してみたい。
よく見られる鳥
初夏:サンコウチョウ、アカショウビン、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、センダ   イムシクイ、ヤブサメ、ツツドリ、モズなど。
渡り:コマドリ、エゾムシクイ、ミゾゴイ、サシバ、ホトトギス、
晩秋:アオジ、カシラダカ、クロジ、ジョウビタキ、ベニマシコ、メジロなど。
フィールドノート
積雪時に林道は除雪されないので気をつけよう。沢沿いでミゾゴイやヤマシギ、尾根沿いではイスカ、オオマシコの記録もある。
道草メモ
「大安禅寺」は越前福井藩主松平家の菩提寺で、本堂裏に福井の名石笏谷石を敷き詰めた福井歴代藩主の永代廟所「千畳敷」があるので探鳥の帰りに寄ってみたい。