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福井の探鳥地  017 日野川下流域


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見どころ
日野川の右岸堤防と河川敷の自然環境が最高だ。河川敷では水田・ヨシ原・河畔林の中を通る農道での出会いがうれしい。堤防から見るのも良し。河川敷の農道をゆっくり歩くのも良し。冬鳥の渡来と夏鳥の渡りと重なる時期も良し。
おすすめポイント
日野川の右岸堤防を歩くと河川敷の水田へ下る農道があり、ここからの河畔林・ヨシ原・水田・川面の探鳥が最高だ。晩秋〜早春のヨシ原ではベニマシコやオオジュリン、ホオジロ、カワラヒワに出会える。河畔林ではカワラヒワやヒヨドリ、アトリ、ムクドリ、モズ等の常連客に加えてイカル・シジュウカラ・コゲラ等も時々出会うことがある。川面の見えるところからは、マガモやカルガモの他、カワアイサ、ヒドリガモ、ハシビロガモ等が見られる。時々カンムリカイツブリが浮いていたり潜ったりしているので、是非みつけてほしい。堤防からは枝に止まっているノスリを時々見つけられ、希にオオタカが水面の餌をねらっていることもある。初夏にはオオヨシキリの大合唱が聞こえ、コムクドリの渡りなどが確認されている。水田ではアオサギやダイサギの他、コチドリの姿が見つけることもある。初夏にはコシアカツバメの群れが堤防を越えて飛翔するのが確認されている。近年の河川敷の改修工事では湿地帯が造成され、シギ・チドリ類の渡来が今後期待される。狐川では川幅が狭いため、多くのカモ類が水面に、川渕に休んでいる。4月にはシマアジのペアが確認されることが多く、バン類、シギ類も見逃せない。カワセミがノリ面に営巣穴を掘っていることもあり、静かに見守りたい。
よく見られる鳥
通年:サギ類、モズ、ヒヨドリ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、カワセミ、カワウ、カイツブリ、
   カンムリカイツブリ、カルガモ、ホオジロ
冬鳥:ベニマシコ、アトリ、ミヤマホオジロ、オオジュリン、アオジ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、
   オオバン、ノスリ、オオタカ、チョウゲンボウ、希にコミミズク
渡り:ツルシギ、タカブシギ、シマアジ、ノビタキ
フィールドノート
日野川と狐川の合流付近は見晴らしも良く、川面に加え河畔林や岸辺を探すのも良い。狐川沿いでは、桜並木やアジサイ道路もまた見応えがある。
道草メモ
近くの下市山ミルキングコースで福井市の遠景を楽しむのも良し、ふくい健康の森で探鳥と入浴で心身ともにリラックスするのも良し。