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福井の探鳥地  028 越前豊原寺遺跡


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見どころ
野鳥の声を聞きながら豊原三千坊遺跡を巡る歴史探訪が体験できる福井県内でも数少ない探鳥地だ。自然林と二次林の遊歩道では特に珍しい野鳥は見られないが、初夏の夏鳥に期待したい。
おすすめポイント
豊原集落を過ぎて案内板のある金刀比羅神社前から豊原の滝までの見晴らしのきく林道を歩く。芽吹き前の下薮で小さな声で鳴くアオジやよく似た声のノジコが移動の途中に一休みしているので、白いアイリングを確認したい。豊原の滝の堰ではコガモやマガモ、ヒドリガモなどがじっくり観察できる。 遺跡は杉林の中に点在し、初夏のサンコウチョウやキビタキの声を確かめ、樹冠のオオルリやクロツグミなどの姿を探したい。豊原の滝の横から車を降りてゆっくり歩きながらの遺跡の探訪もすすめたい。 晩秋には杉林を抜け、落葉樹とアカマツの混合林ではホオジロを初めとするアカゲラやシジュウカラなど留鳥の他、渡ってきたツグミ類や南へ渡って行くサシバやハチクマにも出会える。
よく見られる鳥
通年:ミソサザイ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、カルガモ、メジロ
初夏:オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、クロツグミ、サンコウチョウ
晩秋:ツグミ、カケス、アトリ、マヒワ、カシラダカ、ホオジロ、イカル、ヒヨドリ、エナガ、アオゲ   ラ、ウソ、ヒガラ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ
フィールドノート
ノスリなどの猛禽類や、マミチャジナイ、ベニマシコなどの記録もある。林道では季節によりイノシシやクマも現れることもあるので注意。
道草メモ
探烏の帰りには「霞の郷温泉」で疲れた体を休めるのも良い。重要文化財「丸岡城(霞が城)」や一筆啓上賞の元になったお仙の碑にも立ち寄りたい。