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福井の探鳥地  029 福井県総合グリーンセンター


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見どころ
樹木に関する総合的な施設として、開けた芝生広場から林と水辺まで変化の多い緑豊かな公園である。林内から山野の鳥たちの声が聞こえてくる長閑な場所で、四季折々の野鳥を楽しみたい。
おすすめポイント
国内および世界の樹木が植えられている林エリアでは樹間を移動しているヒヨドリやカワラヒワ、イカルなどが見られ、明るい芝生広場ではムクドリ、ツグミ、ホオジロなどが餌を探しているのも確認できる。薄暗い林内ではトラツグミやシロハラなども地上で採餌しているかも。これらのエリアを通っているせせらぎ水路ではセグロセキレイが小石の上を移動していたり、カワセミとの思わぬ出会いにびっくりすることも。桜の園ではシジュウカラやカワラヒワ、メジロなどが囀り、幹ではコゲラが近くで餌探しをしていることもある。晩秋の林内ではツグミやシロハラが落ち葉をひっくり返しながら採餌していて、近くからルリビタキも出てきたり、ジョウビタキが枝先に止まって尾をピクピクと動かしながら挨拶してくれるのが嬉しい。 渡りの季節には、希にヤツガシラおよびノゴマが低木林の渕で見られたこともあり、思わぬ出会いが嬉しい。
よく見られる鳥
通年:シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、イカル、ムクドリ、カワラヒワ、エナガ、ヒヨド   リ、コゲラ、
初夏:カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、クロツグミ、キビタキ、サンショウクイ
晩秋:アトリ、シメ、カシラダカ、アオジ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、 シロハラ、カケス   ウソ
フィールドノート
春や秋の渡りの時期は、ヒタキ類やムシクイ類の中継地にもなっている。初冬から早春の静かな林ではルリビタキやミヤマホオジロなども確認されている。
道草メモ
近くには曹洞宗大本山永平寺がある。九頭竜川鳴鹿大堰に隣接する「九頭竜川資料館」では淡水魚の生態を観察できる。