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福井の探鳥地  031 松岡公園


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見どころ
里山に整備された古墳公園の中を、枝先に群れる野鳥たちの声を聴きながら散策。時々風に騒ぐ林から見下ろす長閑な田園風景は、四季折々の変化を野鳥の声とともに楽しみたい。
おすすめポイント
家並みを過ぎて公園内に入ると、松の木が多く年間を通してカラ類によく出会い、手が届くほど近くまで寄ってきてくれるのが嬉しい、早春にはメジロやヒヨドリの声に混じってゆったりしたヤマガラの声も聞こえてくる。初夏にはキビタキと枝先でなくクロツグミを楽しみ、空を飛ぶサンショウクイやイカルの群れを、晩秋にはアトリやマヒワの群れも樹の枝先で大きな群れになって移動しているのが気になってくる。公園から見渡す福井平野では、秋のお彼岸過ぎにはサシバとハチクマの渡りが見られるかも知れない。近くのヨモギの草むらではベニマシコがその赤い体をしっかり見せてくれたり、ミヤマホオジロがススキの穂に止まって小さな実を食べている姿から、秋の深まりを感じられるかも。
よく見られる鳥
通年:ヤマガラ、シジュウカラ、カワラヒワ、カケス、アオゲラ、コゲラ、ホオジロ、ウグイス、エナ   ガ、キジバト、トビ、モズ
初夏:キビタキ、クロツグミ、サンコウチョウ、サンショウクイ、ホトトギス、カッコウ、ツツドリ、   ヤブサメ
晩秋:ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、ウソ、ベニマシコ、マヒワ、アトリ
フィールドノート
杉林の中でサンコウチョウが、春の渡りの時期にコマドリが、冬は稀にイスカ、オオマシコが見られた記録もある。
道草メモ
古墳で有名な公園なので古代史探訪も良い。