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福井の探鳥地  034 かつやま恐竜の森


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見どころ
恐竜のロマンに出会える福井県立恐竜博物館を核としたかつやま恐竜の森総合公園は、長尾山の自然を丸ごと楽しめるように整備されており、散策路では、四季折々に里山の野鳥に出会える探鳥地だ。
おすすめポイント
恐竜博物館の手前にある公園管理事務所で案内マップをもらって歩こう。総延長4kmほどの緩やかなコ−スは、スギやアカマツなどの針葉樹とクヌギやホオノキなどの広葉樹が混生しており、いつもうるさいほどのヒヨドリに加えて、シジュウカラやメジロなど身近な野鳥が楽しめる。 初夏になるとキビタキやセンダイムシクイなど渡ってきた夏鳥が頭上の小枝でさえずっているのでゆっくり探してみたい。稀にコマドリやコルリなどが渡りの途中に一休みしているのに出会うこともある。6月頃には杉林でサンコウチョウにも期待できるだろう。 木枯らしが吹く頃には、ススキ原でホオジロに混じってアオジやカシラダカが潜んでいるので地鳴きの違いも確かめたい。静まり返った杉林では、初春にキクイタダキの声が聞けるかもしれないので要注意だ。
よく見られる鳥
通年:ホオジロ、ヤマガラ、カワラヒワ、イカル、コゲラ、メジロ、シジュウカラ
渡リ:コルリ、コマドリ、エゾムシクイ、メボソムシクイ
初夏:キビタキ、サンコウチョウ、センダイムシクイ、ヤブサメ、サシバ
晩秋:カシラダカ、アトリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ミヤマホオジロ
フィールドノート
猛禽類やアトリの大群が見られたこともある。この地域ではクマの出没が多く、林内のコスは閉鎖されることもあるので、管理事務所で確認すること。
道草メモ
全国的にも人気の高い「福井県立恐竜博物館」(0779-88-0001)は一見の価値あり。入浴施設「勝山温泉センター水芭蕉」(0779-87-1507)へはここから5分。