本文へスキップ
福井の探鳥地  038 下荒井橋上流域


画面をクリックすると拡大します。 
見どころ
九頭竜川と真名川の合流地点は奥越地区最大のカモ類の飛来地で、シ−ズン中は10種余りのカモ類や河畔林に集まる小鳥類、カワウのねぐらなど水辺環境を好む野鳥が身近に見られる。
おすすめポイント
下荒井橋の下流には市荒川発電所の取水堰堤があり、この合流地点付近の流れは緩やかで、水鳥たちの良い休憩所になっている。橋の歩道から上流側を眺めれば広範囲を見渡すことができる。初冬から早春にかけ、左岸の上流側に多くのカモ類が見られるのでゆっくり歩きたい。 ヒドリガモが多いことやキンクロハジロ、ヨシガモなど下流域に多い種がこのような上流域まで入り込むのは奥越地方では貴重な場所だ。 また、初夏にはオシドリが川面に点々と浮かぶ光景が見られる。真名川左岸を土布子橋へと向かえば、河畔林や山側の林ではアカゲラやカラ類が見られる。 砂礫地ではキセキレイやカワガラスも見られ、雪の無い初冬まで楽しむことができる。水際の小枝にカワセミと出会えたら最高だ。初夏にはイワツバメや子連れのカイツブリも見られ、夕暮れの中州ではツバメのねぐら入りを楽しむことができる。
よく見られる鳥
通年:ホオジロ、カワセミ、アカゲラ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、イカル
初夏:オオヨシキリ、バン、キビタキ、オシドリ、イワツバメ
晩秋:マガモ、ヒドリガモ、コガモ、キンクロハジロ、ヨシガモ、ホシハジロ、カイツブリ、オオバン   アオジ、ジョウビタキ、ノスリ
フィールドノート
カワウが河畔林をねぐらにしており夕方には上下流から集まってくる。ミサゴの飛翔も確認されている。左岸の道路は大型車に注意。
道草メモ
下荒井橋左岸を上流側に約400m行くと、史跡「筥(はこ)の渡し」がある。奈良時代に白山を開山した泰澄大師が、箱舟で渡った所と伝えられている。