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福井の探鳥地  048 箱ヶ瀬〜伊勢峠〜笹生川


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見どころ
県内最奥のダム湖を眺めながらのルートで、樹々に囲われた湖畔だが、新緑と紅葉を楽しみながら野鳥との出会いに期待したい。箱ケ瀬の吊り橋は「夢の架け橋」とも言われた時代もあったけどなぁ〜。
おすすめポイント
九頭竜湖の奥に架かる箱ケ瀬の吊り橋を渡って対岸へ移動する。右側に折れるとすぐにゲートがあり、通れればOKだ。湖面に浮いているカモ類はマガモ、コガモ、カルガモがほとんどだが、希にカワアイサが確認されることもある。初夏に九頭竜ダムへ来るまでの河川で時々見かけるが、県内でカワアイサが繁殖しているかどうか?が問題で、子連れのカワアイサが見つかればビッグニュースだ。湖岸の枯れ木にカワウが止まっているのを見つけたときは、周辺の樹木で繁殖コロニーを形成している可能性がある。面谷橋周辺ではその昔平家の落人が隠れ住んだ処だとか…、こんな山奥に…と思いながら昔を偲ぶ一コマでもある。伊勢橋を過ぎると耕作地だったらしき跡もあり、伊勢峠辺りからの原生林は素晴らしく新緑・紅葉の季節が楽しみであり、ホトトギス、ジュウイチ、コルリ等の多くの夏鳥も楽しみたい。笹生川ダム湖畔まで来ると、同じような環境でカワウやカモ類にも出会う。林では猿の群れにびっくりすることもある。
よく見られる鳥
初夏:ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、アカショウビン、コルリ、オオルリ、キビタキ、アオバト、ゴジュウカラ、カワウ
秋季:コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、アトリ、マヒワ、カケス、アカゲラ、ヤマガラ、コゲラ、ウソ、マガモ、コガモ
フィールドノート
*林道上の落石などに要注意。
*積雪時には、林道は通行止めになる。
道草メモ
箱ケ瀬の吊り橋は瀬戸大橋のモデルになったと言われている。途中にある明治の頃栄えた「面谷鉱山跡」を訪ねてみるのも良い。