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福井の探鳥地  049 宝慶寺いこいの森周辺


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見どころ
大野市から銀杏峰・部子山への登山道入口であり、車で行ける自然豊かな森だ。里山から深山まで森林を生息域とする野鳥の世界が十分堪能できる。トケン科4種の同時確認もありうるかも。
おすすめポイント
大野市宝慶寺の入口付近にあるいこいの森キャンプ場が出発地点で、どっしりした部子山の山腹を通る林道はクヌギ・コナラ・ミズナラ等の森が続く。登り始めから暫らくは里山を生息域とするオオルリ・キビタキ・クロツグミ等夏鳥に出会うが、標高1000mを超える辺りからはアオバトやジュウイチ・マミジロ等に出会うようになる。まさに深山にふさわしい出会いが楽しめるのがうれしい。沢筋辺りではコマドリも聞けるかも?5月上旬ぐらいならば渡り途中の個体だが、部子山林道の上部では7月頃まで聞くことが出来る。このような深山を生息域とする種が確実に確認できる環境は素晴らしく、簡単に行けるルートでは県内でも稀有な部類に入る。林道の途中で振り返って見える風景は、大野盆地を中心に奥越の山並みの奥に霊峰白山を望むことができる。 林道脇の林ではカラ類やウグイスもよく聞かれるが、特にウグイスは入口付近の低いところから部子山の上部付近でも盛んに聞かれることに注目してほしい。これだけ生息域としての高低差大きいことが判る、大野市からの林道は池田町から登る部子山林道の5番標識のところで合流するので、ここから更に頂上付近まで体験してほしい。
よく見られる鳥
ウグイス、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヒガラ、コマドリ、コルリ、ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、アオバト、クロジ、クマタカ、マミジロ、クロツグミ、
フィールドノート
*積雪時には、林道は通行止めになる。
*林道の途中、土砂崩れなどで通行できなくなることがあり、事前に確認をしておくとよい。
道草メモ
「麻耶姫湖青少年旅行村」でキャンプして早朝探鳥を楽しむのも良い。
※いこいの森のキャンプ場は現在休止中。