本文へスキップ
福井の探鳥地  050 越前海岸北部


画面をクリックすると拡大します。 
見どころ
冬季のカモメウォッチには沿岸の小さな漁港巡りが最高だ。消波ブロックと防波堤の点検が重要で、思わぬ種が混ざっていることもあり、岩礁地帯に並ぶ鵜類にはシルエットの違いに気を付けてネ。
おすすめポイント
越前加賀海岸国定公園に指定されている国道305号線は、車で見流すには十分な観光スポットだ。観光用の車も多く駐車には十分な注意が必要だ。鷹巣港から始まる小さな漁港を小まめに巡ってみると、防波堤に羽根を休めているカモメ類を順に舐めるように探してみたい。カモメとウミネコとの相違点。セグロカモメとオオセグロカモメとの相違点。これらに加えてワシカモメも探して見てほしい。嘴・背・足・尾等の識別には望遠鏡が必要で、ちょっとした色調の違いが重要だ。大丹生や鮎川辺りの岩礁地帯ではカモメ類よりむしろ鵜類が多いので、これもカモメ以上にその識別に神経を使ってしまう。カワウ・ウミウ・ヒメウ等の相違点を図鑑と十分相談してほしい。こんな観察の途中には、波間に浮かぶウミスズメ類を波頭にチラッと見つけることもあり要注意だ。道路脇の草地ではジョウビタキやセグロセキレイ、ハクセキレイも多く、民家の瓦屋根で鳴くイソヒヨドリもじっくりと観察したい。海岸にそそり立った崖では、海上を飛ぶヒヨドリの群れに突っ込むハヤブサも見逃せない。
よく見られる鳥
冬季:カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、オオミズナギドリ、ミサゴ、ハヤブサ
渡り:ノビタキ、エゾビタキ、
通年:ウミネコ、カイツブリ、ホオジロ、イソヒヨドリ、ウミウ、
フィールドノート
越前海岸は観光客の多いところであり、定点観察には広い駐車場を利用して、交通事故には十二分に注意してほしい。
道草メモ
冬の味覚「越前ガニ」と福井県の花「水仙」は県の特産品。