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福井の探鳥地  058 日野川中流域


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見どころ
県内有数のカモ類渡来地になっていて10種前後のカモ類の観察と、ここ十数年来コハクチョウの越冬も確認されている。河畔林では小枝に群れる山野の鳥や猛禽類も楽しみたい。但し近年、河畔林の伐採が進み、水面のカモ類などは見やすくなったが、山野の鳥の姿が少なくなってさみしい。
おすすめポイント
探鳥には日野月流域のどこを歩いても良いが、有定橋から平成橋(歩道橋)までの1.5kmが最適。右岸堤防を歩いても良いし、左岸堤防なら車での移動も可能だが、駐車スペースが少ない。有定橋下流域はカモ類が多く集まるポイントで、観察には順光になるように心掛けよう。 最近は少なくなっているが、トモエガモが見られるのもこの辺りだ。最近の環境意識の高まりから、周辺では「冬みず田んぼ」に協力して頂ける農家が多くなり、コハクチョウの飛来が増えていて日野川で休息している家族群を見つけるとうれしくなる。河川敷を見渡すには平成橋からの上下流を見流すのがおすすめ。ノスリが樹冠に止まっていたり、稀に猛禽類も確認できるのでアトリやカワラヒワの群れや水辺のサギ類と一緒に楽しみたい。石田橋上流域では、毎冬ヨシガモの群れ(時に50+)が見られる。
よく見られる鳥
晩秋〜早春:カモ類10種余、コハクチョウ、カイツブリ、オオバン、カワウ、アオサギ、ダイサギ、
      コサギ、ノスリ、アトリ、シメ、カワラヒワ、ツグミ、ベニマシコ、カンムリカイツブリ
      オオジュリン、カシラダカ、ウグイス
春〜秋:オオヨシキリ、カッコウ、ノビタキ、コチドリ、ホオジロ、サギ類
フィールドノート
過去にメダイチドリ、アカエリヒレアシシギ、ソリハシシギ、ツリスガラ、ホオアカ、クイナの記録有り。
道草メモ
近くに西山公園があり里山の鳥が楽しめる。