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福井の探鳥地  063 三里山


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見どころ
春の雑木林は新緑が映え思わず足を踏み入れたくなる林道。春から初秋にかけての樹木の変化も折漁に楽しめる。角を曲がればあの鳥がそんな期待感と心ときめくひとときを味わえる。
おすすめポイント
4〜5月は杉林を過ぎた辺りから落葉広葉樹の道にキビタキのにぎやかなさえずりと姿がよく見られ、初夏なら山中からクロツグミの良く通るさえずりが聞こえ、サンコウチョウの声を耳にすることもある。標高300m程の低い孤立丘陵だけに里山の雰囲気もあり、時間が許すなら粟田部方面への遊歩道を進むと、眼下に点在するのどかな各集落の眺望も楽しめる。天候次第では猛禽類も観察されて楽しみは倍加する。晩秋にはカシラダカの集団も観察できるが、このコースはやはり春が最も楽しい。
よく見られる鳥
通年:キジバト、ヒヨドリ、カワラヒワ、イカル、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ
渡リ:サシバ、エゾビタキ
初夏:サンショウクイ、サンコウチョウ、ホトトギス、クロツグミ、ヤブサメ、オオルリ
晩秋:カケス、ジョウビタキ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ルリビタキ、シロハラ
フィールドノート
出発点の新堂集落センタにはトイレが備わるが、コース内には無いので要注意。バードウォッチャーとしては新堂コースにこだわりたいが、花筐公園から入るコースも楽しめる。
道草メモ
粟田部町の「岡太神社」に立ち寄れば古代史を勉強したい方にはきっと役立つ。周辺は「佐山姫公園」などが点在し粟田部の由来(東大寺の荘園)を調べるおもしろさは尽きない。