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福井の探鳥地  064 村国山


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見どころ
日野川沿いにある独孤丘陵の山で、福井市の足羽山、鯖江市の西山公園と同じく年間を通じて多くの野鳥が生息し、特に春秋の渡りの時期は中継地として利用しているので身近な出会いを楽しみたい。
おすすめポイント
東側の斜面は比較的緩やかな雑木林が続く環境でカラ類やメジロなどが身近に見られ、途中の夫婦池周辺にはビオトープ池が整備されていて、セグロセキレイなど水辺の野鳥が見られる。時折カワセミも姿を見せてくれるので、小魚を獲る様子もじっくり観察したい。池周辺の木立ではヤマガラやカワラヒワなどがさえずり、下薮から出てくるアオジやルリビタキにちょっと会えるのは晩秋の楽しみだ。 興禅寺の方向へ進むと、杉林が多くなり幹の中間付近で「キツツキ類が作った巣穴はアカゲラかアオゲラかのどっちかな?」と考え込むのもまた楽しい。静かな寺の境内に入るとキビタキやオオルリのさえずりが谷問に響き渡り、イカルの澄んだ声に心が癒される。観音像に向かう斜面の草むらではホオジロやベニマシコが至近距離で見られるのも楽しい。
よく見られる鳥
通年:ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、イカル、カワラヒワ、コゲラ、ウグイス
渡り:コマドリ、サシバ、ハチクマ、コルリ
初夏:キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、クロツグミ、サンショウクイ
晩秋:ツグミ、アトリ、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、ウソ、クロジ
フィールドノート
春の渡りの時期には期閲は短いがコマドリ、コルリ、ホトトギスが記録されている。冬期にはハイタカなどの猛禽類も確認されている。
道草メモ
早春の夫婦池付近の雑木林ではカタクリやショウジョウバカマなどの花々が咲き知る人ぞ知る穴場になっている。