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福井の探鳥地  073 敦賀湾


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見どころ
3方を囲まれた天然の良港。早春、秋、冬に海鳥が見られる。
おすすめポイント
南寄りの風で波の穏やかな早春、日本海から奥まった敦賀湾内では小女子を求めてアビ類がやって来る。多い時には湾内全体で100+羽のオオハム類が見られる。よく見ると、ひと際小さく可愛いいウミスズメが入る事がある。お勧めのポイントは、敦賀湾最奥に位置するフェリーターミナル前の海釣り公園だ。30台程度駐車できる駐車場にトイレも有る。駐車場から北の方向を双眼鏡で探して見よう。運が良ければ目の前にオオハム、ウミスズメを見る事も出来る。オオハムは盛んに潜って魚を取っている。ウミスズメは小さいので望遠鏡が有ると見つけ易い。上空にはミサゴも舞う。 同じ場所で秋には、東の山並みからやって来たヒヨドリの大きな群れが、松原海岸へと敦賀湾を渡って行く。上空からヒヨドリを狙ってハヤブサが急降下、大きな群れがパッと形を変えながらハヤブサの急襲から逃れる様子を見るのも楽しい。春は敦賀半島先端から北上する群れが多い様だ。 冬:花城海岸沖にはオナガガモ、ヒドリガモ等が見られる。クロガモが数羽入る事も有り、入れば比較的近くで見る事が出来る。松原海岸沖では100+羽規模のカンムリカイツブリの群れも壮観だ。松原保安林内は小鳥の宝庫だ。別項目「気比の松原」をご覧ください。
よく見られる鳥
通年:ミサゴ、ハヤブサ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミネコ、カルガモ、イソヒヨドリ、カワウ、   アオサギ
春、秋:ヒヨドリ、オシドリ、タカの渡り
冬:ヒドリカモ、オナガガモ、マガモ、カンムリカイツブリ
フィールドノート
湾内には多くの海水浴場があり、特に鞠山、赤崎は遠浅の海で子供連れには最適だ。
道草メモ
杉原千畝が第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れるために逃げてきた約6000人に渡るユダヤ人に、ビザを発行し敦賀港へ避難して来た。人道の港敦賀の由来を展示している「ムゼウム」是非見学を。