本文へスキップ
福井の探鳥地  082 久々子湖


画面をクリックすると拡大します。 
見どころ
久々子湖はラムサ−ル条約登録湿地「三方五湖」の一つで、早瀬川を介して日本海と繋がっているため汽水湖である。冬鳥のシーズンには多くのカモ類やカモメ類など水鳥が渡来する。護岸の砂浜や周辺の水田では、シギ・チドリ類に出会える県内でも希少な探鳥地である。
おすすめポイント
美浜町総合運動公園近くの湖岸からはマガモ、オナガガモ、キンクロハジロなどのカモ類やウミネコなどのカモメ類が間近に見られるので初心者には最適の場所である。南岸の宇波西川河口付近は特産のシジミ増殖のために施工された浅場造成により砂浜が広がり、干潮時にはオバシギ、イカルチドリ、稀にホウロクシギなどシギ・チドリ類が立ち寄るのが見られる。
よく見られる鳥
通年:カルガモ、カイツブリ、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、ミサゴ、カワセミ、セグロセキレイ、ホオジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ヒバリ、コゲラ、モズ、カワウ、ウミネコ、イソシギ
渡り:オバシギ、チュウシャクシギ、ホウロクシギ、ムナグロ、ソリハシシギ、トウネン、タシギ、イカルチドリ、キアシシギ、
初夏:オオヨシキリ、コヨシキリ、キビタキ、コシアカツバメ、ツバメ、イワツバメ、ケリ、ツツドリ、ホトトギス、カッコウ、コチドリ
冬 :マガモ、コガモ、スズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ホオジロガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、カワアイサ、オオバン、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、シロハラ、アオジ、カシラダカ、ベニマシコ、オオジュリン、ツグミ、タヒバリ、タゲリ、イカルチドリ
フィールドノート
里地、里山、里湖の環境が整った久々子湖ではミサゴが魚を捕獲する姿もよく見られる。 冬季、周辺の水田で二番穂を採餌するカモ類の姿が見られる。
道草メモ
美浜町レイクセンタ−から発着する久々子湖、水月湖、菅湖を周遊する遊覧船(電池推進遊覧船)は音が静かで、波が立ちにくいため船内から間近に水鳥を観察することが出来る。周囲の里山(筆山、嶽山)も多くの野鳥に出会える探鳥地である。