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福井の探鳥地  086 三方石観世音


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見どころ
石観音から始まる登山道は登るにつれて三方五湖の眺望が広がり、渡りの時期には多くの野鳥にも出会えるコースである。
おすすめポイント
国道横の駐車場から本堂へは観音川沿いの舗装された坂道を上る。大径木のスギやスダジイが繁り、ジュウカラ、ヤマガラやコゲラが枝移りしていく。本堂へは15分程で到着。ここには霊水やトイレ、ベンチなどがあり座って休憩ができる。 本堂から奥の院までの林道も舗装され、頭上の視界が開けてくる。初夏にはオオルリが樹冠で、林内からはキビタキやウグイス、クロツグミがさえずり、サンショウクイやサシバの飛ぶ姿も見ることが出来る。 奥の院付近では、カワガラスやキセキレイが川沿いで見られ、初夏にはヤブサメやセンダイムシクイのさえずりが聞こえる。冬から春にはアオジ、アトリ、ルリビタキなどの出会いを楽しもう。 奥の院から第3展望台まで足を伸ばすと三方五湖を望むことができ、タカの渡り時期にはサシバやハチクマを観察できる。
よく見られる鳥
通年:カラ類、コゲラ、アカゲラ、ホオジロ、エナガ、ヒヨドリ        
渡り:センダイムシクイ、ウソ        
初夏:オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、ツツドリ、ホトトギス、ヤブサメ、クロツグミ
晩秋:アトリ、カシラダカ、シロハラツグミ、ルリビタキ、アオジ
フィールドノート

初夏にアカショウビン、エゾムシクイ、サンコウチョウ、トラツグミのさえずりを聞くことができる。本堂からつづら折りの登山道を第1展望台、第2展望台、第3展望台と進むコースもある。耳を澄ませながら林内を進み、声を手がかりに鳥の姿を見つけよう。
道草メモ
石観世音には弘法大師一夜作と伝わる片手観音があり、手足の病にご利益があるとされ参拝者が絶えない。「みかた温泉きららの湯」(0770-45-1126)は上質の天然温泉と趣のある建物が人気。