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福井の探鳥地  097 音海断崖遊歩道


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見どころ
自然に親しむ第一歩として野鳥や植物との出会いを楽しむには最適の場所。岬の先端は渡りの時期に多くの野鳥が集まり、厳しい風雨に耐えて咲く草花を愛でるなど、自然とのふれあいを楽しんでみたい。
おすすめポイント
音海断崖遊歩道は集落入口にある案内板のところから入ると、左は海岸線で内浦湾から丹後半島を望み、右はタブノキなどの常緑樹の茂る稜線が続く本道だ。左側に桜並木が続き、春先は桜の蜜に集まるメジロやヒヨドリの他にエナガやシジュウカラなどが目先の枝で迎えてくれる。初夏ともなるとキビタキやセンダイムシクイなどの声が聞こえ、渡り途中の一休みが垣間見られる。秋はジョウビタキやアオジなどにもよく出会える場所で、夏鳥と冬鳥の交差点だ。 1.2km程進むと断崖の絶景展望所があり、遥か下の海面にはウミウやカモメが飛んでいる。秋の渡りの時期には一塊になって海面に飛び出すヒヨドリの大群に猛然と突っ込む猛禽類を見たこともある。
よく見られる鳥
通年:シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、メジロ、ウグイス、ヒヨドリ、アオゲラ、アカゲラ   ミサゴ、イカル、キジバト
初夏:キビタキ、センダイムシクイ、イワツバメ、ヤブサメ、サンショウクイ、オオルリ、サンコウチ   ョウ、クロツグミ
初冬:アオジ、アトリ、ジョウビタキ、ベニマシコ 
フィールドノート
急斜面なので手付かずの自然林が残っている。断崖のそばのベンチに腰掛けていると、目の前にサンコウチョウが現れたこともある。花見時期に合わせて地区の人が歩道整備をしているが、春先には倒木や残雪などがあるため要注意。野ザルや時にはクマにも注意。
道草メモ
近くには、青葉山ハーバルヴィレッジや広瀬オートキャンプ場などがありアウトドアを楽しみながら、内浦湾の西側にある日引漁港まで足を伸ばして海の鳥を楽しむこともできる。